海外FXの法人口座 メリットと開設できる業者一覧

海外FXは個人ではなく法人として登録する事もできます。

法人口座にすることで税制上のメリットがあるだけでなく、ブローカー内でもスプレッドなどの契約内容の交渉や専属サポートが付くといった優遇を受けることができます。

XMのように以前は募集していたが、新規法人を断るブローカーも増えてきました。

HP内で大々的に宣伝されているわけではないので、法人口座の開設ができるかどうかはブローカーに直接問い合わせてみなければ分かりません。

法人化できる業者についてまとめました。

法人化するメリット

  • ①法人化して経費幅を拡大
  • ②ブローカー内での優遇措置
  • ③事業所得として認められれば節税効果大

法人化する一番のメリットは節税効果です。

海外FXの場合、利益が出た場合は雑所得に分類されます。株などの申告分離課税ではなく総合課税となるため、損失の繰越ができません。

例えば当年200万の赤字、翌年300万の黒字なら翌年分の確定申告での課税対象は300万円です。

株や国内FXではできる

300 – 200 = 100万円(課税対象)

という風な事が海外FXではできないので注意してください。

尚、当年における海外FX業者のA社とB社の損益を合算(内部通算)することは可能です。

このように海外FXは税制面で冷遇を受けているため、取引で得た利益のほぼ全てが課税対象になります。

因みに雑所得の税率は以下の通りです。(国税庁HPより)

課税される所得金額税率控除額
195万円以下0.050円
195万円を超え 330万円以下0.197,500円
330万円を超え 695万円以下0.2427,500円
695万円を超え 900万円以下0.23636,000円
900万円を超え 1,800万円以下0.331,536,000円
1,800万円を超え4,000万円以下0.42,796,000円
4,000万円超0.454,796,000円

上表は所得税のみです。これにプラスして住民税率およそ10%が掛かります。

利益が大きくなればなるほど課税対象となる所得も大きくなります。

課税対象となる所得 = 利益 – 経費 – 基礎控除

であるため

「課税対象となる所得をいかに減らすか?」

言い換えれば、経費をどれだけ増やすか?ここが法人化のポイントになります。

経費幅を広げる

個人より法人の方が経費として落とせる項目が増えます。

通信代

パソコンやスマホなどの通信代。VPSを契約していればそのサーバー代

セミナー

FX関連のセミナーに参加した場合の費用

パソコンなどの機器

FX専用に使っていれば消耗品もしくは減価償却費として計上

家賃・光熱費

家事按分で計上

他にもありますが、上記を経費にできます。特に家事按分に関しては、個人より法人の方が経費として認められる可能性が高まります。

ブローカー内での優遇

ブローカーによっては法人のお客様に対して専属サポートを付けてくれます。

大口の顧客のため、様々な優遇を受けられる可能性があります。

例えば、FBSでは大口トレーダーをVIPトレーダーと称して海外で開催されるパーティーやイベントに招待してくれます。

また、スプレッドやレバレッジを交渉する事ができます。

つまり、業者が本来提示している各口座の契約内容とは別に顧客独自の契約を作ってもらうことができます。

この辺は交渉次第です。

事業所得として認められれば・・

法人として活動して得た利益は通常であれば雑所得ではなく事業所得になります。

事業所得であれば、人的経費として家族に支払った給料や役員報酬を経費として計上できます。

ここらへんが法人化の最大のメリットなのですが、海外FXでは法人化しても雑所得としてみなされる可能性が高いです。

明確な法基準があるわけでないので、税務署の裁量に委ねられています。

しかし先物取引に関する判例があるため、事業所得として認められるか否かは厳しいのが現状のようです。

法人口座が開設できる業者一覧

AXIORYの法人口座


法人化すれば専属サポートが付きます。スタンダード口座、ECN口座のいずれも法人口座として選択できます。英文の書類は「取締役決定書」のみで、審査もそれほど厳しくなく、比較的法人化しやすいブローカーです。

開設までの流れ

①法人口座開設フォーム

AXIORY法人専用ページ

②下記記載の必要書類を提出(メールもしくはFAX)

③取締役決定書に署名(HP内でpdfファイルをダウンロード)

取締役決定書

④審査

⑤口座開設

⑥入金

⑦取引開始

必要書類

①法人が確認できる書類(A、Bの書類2点)

-A 下記から1点

・登記簿謄本のコピー

・設立定款のコピー

-B 下記から1点

・公共料金の明細書・請求書

・銀行利用明細書

・印鑑登録証明書

②取締役本人確認書類(写真付き)

・運転免許証

・パスポートなど

③取締役現住所確認書類(現住所が記載された発行6ヶ月以内)

・健康保険証

・公共料金の明細

・住民票など

Traders Trustの法人口座

代表者個人名義のライブ口座開設→法人口座に申し込みという流れになります。海外法人をノミニー契約にてお持ちの方はノミニーにて法人化することもできます。

開設までの流れ

①代表者名義の個人口座開設

 Traders trust公式

※個人口座開設後に入金はしないでください。AML(アンチマネーロンダリング)の観点から法人口座へのアップデート完了前に入金をすると出金処理ができなくなります。入金は法人口座開設完了後にしてください。

②下記記載の必要書類の提出(メールもしくはマイページからアップロード)

③審査→受理後にマイページ内に「法人口座登録申請フォームのボタン」が表示される

④申請フォームから記入

⑤設定完了

必要書類

①日本法人の場合は以下の書類

・全部事項証明書類

・会社定款

・口座運営に関する決議書

・会社役員様全員の身分証明書類並びに住所証明書類

・口座開設・口座運営に関する決議書

・財務諸表(1年以上継続して営業している法人)

②海外法人の場合は以下の書類

・ID and POR of all beneficial owners(法人における実質オーナーの身分証明書類並びに住所証明書類)

・Certificate of Incorporation(法人設立証明・法人登記全部事項証明書類)

・Certificate of Shareholders(株主証明書類)

・Memorandum and Articles of Association(会社定款)

・Certificate of registered office(本店登記証明書類)

・Certificate of good standing(会社登記簿もしくは存続証明書類)

・Certificate of Directors and Secretary(ディレクター・役員証明書類)

・Written resolution to state the person authorized to operate the account(口座運営に関する決議書等)

Land-FXの法人口座

提出書類が他社と比べて少なく、法人化しやすいブローカーです。事前に個人名義の口座を開いておく必要はなく、直接法人口座の申し込みができます。

開設までの流れ

①公式の口座開設ページにて「法人」を選択

 Land-FX公式

②各種情報入力(代表者など登記に記載のある人のみ)→申請

③下記記載の書類を提出

④担当部署にて確認後、問題なければ法人口座開設

必要書類

①法人身分証明書(PLE)

発行機関名、法人名、代表名などが記載された明確に表示されているものであれば可能。

例:事業許可証、登記簿謄本

②法人居住証明書(POA) ※3か月以内に発行されたもの

発行日、発行機関名、住所、法人名が明確に表示されているもの (法人身分証明書として提出したものは不可)

例:クレジットカードや銀行の明細書、納税証明書、電話料金の明細書、公共料金の領収書、公的機関から発行された住所証明書など

iForexの法人口座

iForexの法人口座の提出書類も基本的には他社と同じですが、追加で英文の契約書と納税書類を提出する必要があります。全文英文になっているのと、事業体系によって記入箇所が違うのもあって敷居が高いです。

担当の税理士や会計士がいる方は任せたほうが無難です。

開設までの流れ

①公式の連絡先から法人口座を開設したい旨を伝える(日本語でOK)

 iForex公式

②下記記載の必要書類の提出(メールもしくはマイページからアップロード)

③審査

④受理後に開設

必要書類

①以下全て

・法人登録がしてあることのわかる書類

・会社が外国為替取引を承認すること、および実際に取引を行う方の氏名を記した文書(社印が押印されているもの)

・株主名簿 · 取引を行う方の身分証明書、および居住地確認書類

・法人名義の居住地確認書類

②身分証明書(下記のうち1点)

パスポート(顔写真のページ)、運転免許証、マイナンバーカード(両面の画像)

③居住地確認書類(下記のうち1点)

名義、現住所、発行機関、発行日が記載されていて6ヶ月以内に発行されたもの各種公共料金請求書、携帯電話、固定電話通話料請求書、クレジットカード請求書、各種税金納付書、各種保険料請求書、住民票

④契約書と納税書類(メールにて申し込み後にiForexより送られてきます。)