法人口座のメリットと法人開設できる海外FX業者

海外FXの法人口座

海外FXは個人ではなく法人として登録する事もできます。

法人口座にするとFXで得た損益は法人としての所得になるため、他に法人所得がある場合に損益通算ができるようになります。(個人や個人事業主ではこれができない)

XMのように以前は募集していたが、新規法人を断るブローカーも増えてきました。ホームページで大々的に宣伝していないので、法人口座が作れるかどうかはブローカーに直接問い合わせてみなければ分かりません。

海外FXの法人口座におけるメリットと2020年時点で開設可能なオススメ業者についてまとめました!

法人口座を作るメリット

法人口座のメリット


①法人所得化
②経費幅を拡大
③ブローカー内での優遇措置

法人化する一番のメリットは節税効果です!3つのメリットを見ていきましょう!!

雑所得→法人所得の効果がデカい!

海外FXの収益は普通、雑所得として扱います。法人口座にすると、雑所得→法人所得になるのですが、これによって大きなメリットが生まれるのです!

例えば海外FXで100万損失が出たとします。

個人や個人事業主の場合、雑所得として-100万となりますが、同じ雑所得のものとしか損益通算ができず、実際は雑所得としてみなせるものは少ない為、100万はそのまま損失となることが多いです。

しかし法人の場合、そもそも所得の区分がないため-100万を計上でき、結果的に課税所得を100万円減らす事ができます。

その後の税金が安くなることは言うまでもありませんね!

続いて税率についてみていきます。

個人事業主 → 所得税
法人 → 法人税

が掛かります。

税率は800万円以下の所得の場合、

個人事業主 → 5~23%
法人 → 19%

800万円超の所得で、

個人事業主 → 23~45%  
法人 → 23.2%

となります。

所得が大きければ大きいほど法人の方が税率的に有利になっています。しかし、法人には地方法人税等、個人事業主にはない税金もあるため、総合的な税額では個人事業主と法人とで差はないものと思われます。

法人化すると経費幅が広がる!

法人になると個人事業主で経費として落とせたものに加え、さらに多くの経費が計上できるようになります。

住宅費

個人事業主の場合は按分によって使用している割合しか経費にできなかったものが、より多く経費にできるようになる。

給料

個人事業主の場合は認められなかった、自分や家族への給料が経費として認められる

 生命保険

個人事業主の場合は所得控除であったものが、全額経費扱いになる

 出張費

出張やそれに伴う宿泊費が経費として認められる

給料だけでなく退職金の支払いも経費です。また、法人になると事業規模に関係なく小規模企業共済に加入できるようになります。

FXを事業として運用する場合、利益 = 法人所得になるため関連する出費は基本的には全て経費にできます。ただし、個人事業主の場合と同じようにプライベートでの出費は経費対象外です。

FX業者内で特典が付く場合がある

FX業者によっては法人のお客様に対して専属サポートを付けてくれます。法人になると大口トレードになる傾向がありますが、大口になるとブローカー内で様々な特典が付く事があります。

例えばFBSでは大口トレーダーをVIPトレーダーと称して海外で開催されるパーティーやイベントに招待してくれますし、誕生日にはプレゼントを送ってくれることもありますΣ(゚∀゚ノ)ノ

また、スプレッドやレバレッジを交渉する事ができます。業者が本来提示している契約内容とは別に顧客独自の契約を作ってもらうなど、国内業者ではできない事も可能だったりします。

この辺は交渉次第です!

もちろん、新米トレーダーがいきなり交渉はできません!当然ながらブローカー内での取引実績が必要になってきます。

\ FBSの詳細は! /

法人口座が開設できるオススメ業者TOP3

上表は日本人に人気のある海外業者の中で法人口座を作れる業者です。アカウントの開設方法は業者によって違いますが、多くの業者では法人を確認する書類が求められます。

AXIORYは審査が緩く作りやすい

スタンダード口座、ECN口座のいずれも法人として選択でき、審査も厳しくないので法人口座を作りやすい業者ですね。

★開設までの流れ

① 口座開設時に「法人」を選択

② 下記の必要書類を提出(メールもしくはFAX)

③ 審査

④ 完了

★必要書類

① 取締役(代表者)の書類

・本人確認書類(Jumio登録必須)→運転免許証、パスポート等

・現住所確認書類→請求書、公共料金の明細書等

② 法人確認書類

・履歴事項全部証明書コピーまたは設立定款のコピー

・株主名簿(株式を発行している場合)

・法人住所確認書類→公共料金明細書など、6ヶ月以内に発行されたもの

・取締役決定書(取締役が2名以上の場合)→書類は公式サイトからダウンロードして署名

\ AXIORYの詳細は! /

TTCMの法人口座

TTCMの法人口座のスペックは通常口座と同じです。法人化の利益を享受しつつ、通常のトレードができるので作る価値は十分です!

代表者名義のプロファイルを作成後、必要書類を提出して法人口座を作る流れになります。

★開設までの流れ

① 口座開設ページで「法人」を選択してプロファイル作成

② 下記の必要書類の提出(サポートにメール)

③ 審査

④ 完了

★必要書類

① 日本法人の場合は以下の書類

・全部事項証明書類

・会社定款

・口座運営に関する決議書

・会社役員様全員の身分証明書類並びに住所証明書類

・口座開設・口座運営に関する決議書

・財務諸表(1年以上継続して営業している法人)

②海外法人の場合は以下の書類

・ID and POR of all beneficial owners(法人における実質オーナーの身分証明書類並びに住所証明書類)

・Certificate of Incorporation(法人設立証明・法人登記全部事項証明書類)

・Certificate of Shareholders(株主証明書類)

・Memorandum and Articles of Association(会社定款)

・Certificate of registered office(本店登記証明書類)

・Certificate of good standing(会社登記簿もしくは存続証明書類)

・Certificate of Directors and Secretary(ディレクター・役員証明書類)

・Written resolution to state the person authorized to operate the account(口座運営に関する決議書等)

\ TTCMの詳細は! /

iFOREXの法人口座

書類が全文英語で少し敷居が高いですが、この業者は審査が早いのですぐにトレードを始められます!

iFOREXの提出書類も基本的に他社と同じです。英文の契約書と納税書類を提出する必要があるのと、事業体系によって記入箇所が違うのもあって、敷居は高めです。

★開設までの流れ

① サポートに法人口座を開設したい旨を伝える(日本語でOK)

② 下記の必要書類を提出(メールもしくはマイページからアップロード)

③ 審査

④ 受理後に開設

★必要書類

① 以下全て

・法人登録がしてあることのわかる書類

・会社が外国為替取引を承認すること、および実際に取引を行う方の氏名を記した文書(社印が押印されているもの)

・株主名簿 · 取引を行う方の身分証明書、および居住地確認書類

・法人名義の居住地確認書類

② 身分証明書(下記のうち1点)

パスポート(顔写真のページ)、運転免許証、マイナンバーカード(両面の画像)

③ 居住地確認書類(下記のうち1点)

名義、現住所、発行機関、発行日が記載されていて6ヶ月以内に発行されたもの各種公共料金請求書、携帯電話、固定電話通話料請求書、クレジットカード請求書、各種税金納付書、各種保険料請求書、住民票

④ 契約書と納税書類(メールにて申し込み後にiForexから送られてきます。)

\ iFOREXの詳細は! /

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