海外FXの税金対策に使える7つの方法

海外FXは国内FXと税区分が違います。

国内FXが申告分離課税なのに対して海外FXは総合課税の雑所得です。サラリーマンの方は給与所得と合算して税額が決定するので、分離課税と比較して不利です。

  • 損益通算不可
  • 損失繰越不可
  • 内部通算可

上の3つは覚えておきましょう。

①損益通算はできません。損益通算とは異なる税区分同士で所得を合算することです。例えば国内FXと海外FXは税区分が違うため、国内FXで利益100万、海外FXで損失50万だからといって所得を50万とすることはできません。

②損失の繰越はできません。2017年に50万の損失→2018年に80万の利益だから2018年は30万の所得で申告とはできません。国内FXや株取引ならできます。

内部通算とは同じ税区分同士の所得を合算することです。例えば暗号通貨取引の損益は海外FXと同じ雑所得です。暗号通貨で100万の利益、海外FXで50万の損失なら合算してトータル50万の利益として計上できます。

因みに海外FXの税率は以下の通り

課税所得税率(%)控除額
195万以下5なし
195万円超え330万円以下1097,500円
330万円超え695万円以下20427,500円
695万円超え900万円以下23636,000円
900万円超え1,800万円以下331,536,000円
1,800万円超え4,000万円以下402,796,000円
4,000万円超454,796,000円

上表は所得税の税率です。これに加えて住民税が発生します。自治体によりますが、およそ10%前後の税率でしょうか。

はっきりしてるのは税金がめちゃくちゃ高いという事です。

節税などの税金対策は必須です。

海外FX(総合課税の雑所得)に使える実用的な税金対策を7つピックアップしてみました。

経費を計上する

経費にできるものは経費にする。これは鉄則です。

経費にできるもの一覧

  • パソコン・スマホなどの機器代
  • マウスやプリンタなどの周辺機器代
  • セミナーの費用
  • 書籍代
  • インターネット通信費
  • 情報商材の費用
  • 有料EAやインジケータの代金
  • コピトレなどの有料サービスの費用
  • 飲食代
  • 接待費用
  • 入出金手数料
  • 取引手数料

他にもまだまだあるかと思います。いずれもFXに関連しているものというのが大前提の話です。

領収書は必ず発行してもらい保管しておきます。

2014年から白色申告でも帳簿の作成(単式簿記でよい)と保管が義務づけられています。領収書は7年、その他の書類は5年間保管しなければなりません。

ECN口座に変更する

海外FXの口座タイプはスタンダード口座とECN口座の2種類です。大体どこの業者も同じです。

現在、スタンダード口座をお使いの方はECN口座に切り替えると節税と同時に取引面でも有利になります。

実はFXのスプレッドは経費にできませんが、取引手数料は経費として計上できます。

ECN口座は取引手数料が発生する代わりに、スタンダード口座と比較して極端に小さいスプレッドで取引することができます。

取引回数の多いトレーダーほどコスト的にお得になります。

1Lot=10万通貨としてドル円を1Lot取引した時のコストは以下の通りです。

業者ECNコスト(円)STPコスト(円)手数料(ドル/Lot)
AXIORY70014003
XM150016005
FBS170018006
TitanFX88013303.5

いずれの業者もコスト的にはECN口座の方が有利であるのが分かります。そこからさらに手数料を経費として計上するので、実質的な取引コストは非常に小さくなります。

また、XMFBSではゼロスプレッド口座を取り扱っています。

手数料を多めに徴収する代わりに、スプレッドがゼロ固定になっています。

以下、各ECN口座について公式サイトにて詳細を確認できます。

XMのECN口座

AXIORYのECN口座

FBSのECN口座

TitanFXのECN口座

青色申告の申請→法人化

確定申告を白色ではなく青色とする事で法人化することができます。

最初に経費について触れましたが、青色申告とすることで経費とできる項目を増やすことができます。

特に家事按分を経費として計上できるのが大きいです!

家事按分とは生活費の一部を必要経費として認めてもらうことを言います。

例えば、住居の一部をトレード専用部屋として使っていればその面積分の家賃は経費として計上できます。

照明率などから計算される電気代も計上できます。

他にもガス代・水道代、移動費なども考えられます。

白色では、経費だと断定的に言い切れない内容も青色なら認められる可能性が高くなります!

また、法人化することで個人ではなく法人トレーダーとして専用の口座を作成することもできます。

業者によってはメリットや特典を受けられることがあります。

配偶者にトレードしてもらう

冒頭の表で示したように税率がいきなり変わるポイントがあります。

例えば

  • 所得900万→税率23%
  • 所得901万→税率33%

となっています。

ここで、自分がトレードで800万、配偶者が101万の利益をあげたとします。

  • 自分→800×0.23=184万
  • 配偶者→101×0.05=5万
  • 合計→189万の税金

が発生します。

一人で901万円の利益をあげたら297万円の税金です。

つまり配偶者にトレードしてもらった方が92万円も得をします!

ただし、あくまで配偶者が配偶者の口座でかつ配偶者自身がトレードをする必要があります。当たり前ですが、奥さんの口座を使って旦那さんがトレードをしてはいけません。

トレードの方法を教えたり、取引を指示したりすることは何も問題ありません。

内部通算を利用する

内部通算とは、同じ税区分同士の所得を合算させることです。

海外FXは雑所得ですので、他雑所得と損益を合算してやります。

例えばヤフオクやメルカリなどのフリマアプリで転売をしていたとします。

FXで100万の利益があり、転売で20万円の損失があれば、忘れずにFXの所得と合算させましょう。

課税所得が100万→80万に減らせます。

雑所得の項目は非常に多く、転売や仮想通貨以外にも公的年金や企業年金、不動産投資など多岐にわたります。

意外と知らなくて損する方が多くいます。確定申告の際は忘れずに!

ふるさと納税を利用する

頑張って削ってもすべてを削ることはできません・・・

経費には限度がありますし、内部通算の項目も無限ではありません。

できるだけの節税対策をやったら最後にふるさと納税を利用しましょう!

居住地以外の自治体に寄付をすることで返礼品としてその地域の特産物が貰えるこの制度。

例えば10万円を自治体に寄付すれば自己負担2,000円で残りの98,000円は、所得税や住民税から控除されます。

本来税金として支払うはずの98,000円が控除された上に肉やら野菜やら家具やら電化製品etc・・が貰えます。

納税から控除までの流れ

  1. さとふるなどのふるさと納税サイトにアクセス
  2. 自治体や商品から納税先を検索
  3. 納税
  4. 返礼品と寄付金受領証明書が送られてくる
  5. 確定申告時に証明書を添付
  6. 納めた税金が控除される

たったのこれだけです。

管理人は毎年やっています。去年はウナギやウインナーの詰め合わせなどを頂きました。

税金のない海外へ移住

日本の税率の高さに嫌気がさす!って言えるぐらい稼いでいるトレーダーの方は海外へ

節税のために海外へ飛び出すトレーダーは実際にいます。

シンガポールでは、個人の範囲で取引した投資利益は非課税ですし、マルタでは所得税がありません。ドバイに至っては税金自体が存在しません。

地理的に近い所なら香港もキャピタルゲイン税は掛かりません。

言語の問題、生活の問題、居住するための条件など国によって違います。

最も難易度が高いのと同時に最も効果的な税金対策です。

XMとFBSのゼロスプレッド口座の違いとは?

取引手数料は全て経費に計上できるという話をしました。

大口トレーダーならゼロスプレッドにしてスプレッドをゼロに、手数料を経費にした方がトータルの利益が上昇することもあります。

ゼロスプレッド口座を提供している代表的なブローカーがFBSとXMです。

レバレッジはXM500倍、FBS3000倍

頭金はXM100ドル、FBS500ドル

手数料はXM5ドル/lot、FBS20ドル/lot

そして大きな違いとしてスプレッドです。

XMは原則ゼロ固定、FBSはいかなる時もゼロ固定となっています。

つまり、XMのスプレッドは基本的にはゼロですが変動することがあります。その分手数料が安い、取引開始の頭金が小さいなどのメリットがあります。

公式サイトで口座の詳細が掲載されています。興味がある方は確認してみてください!