【レビュー】TradersTrust(TTCM)の評判や特徴について

TTCMレビュー

レバレッジ スプレッド 約定力 ボーナス 総合点
8 8 9 8 65/80
入出金 自由度 サポート 評判
8 9 8 7

Traders Trust(以下TTCM)は100%NDDのFX業者です。

NDDとは、トレーダーの注文をブローカーを介さずに直接市場にてマッチングさせる事をいいます。一方、国内業者の多くはDD方式を採用しており、ブローカーの決めた為替レートに基づいて売買を行います。

NDDとDDを比較すると、NDDの方が透明性がありユーザーにとって利点が多くあります。

TTCMは100%NDDですので、安い取引コストでトレードを行う事できます。まだまだ日本での知名度が低く、クチコミや評判もあまり聞きませんが、口座スペックや無料VPSなどは一定の評価を得ています。

今回、TTCMを使ってて思った事や評判、ボーナスについてご紹介いたします。

TTCMの会社詳細

本社 事業開始日 ライセンス 資金管理 プラットフォーム
バミューダ 2010年  バミューダ(登録のみ) 分別管理 MT4/5
レバレッジ スプレッド 約定力 最小ロット 最大ロット
500 普通 強い 0.01 1000
通貨ペア数 CFD銘柄数 円建て口座 法人口座 イスラム口座
43 27 あり (クラシック口座のみ)
日本語サポート ロスカット ボーナス クッション機能 最低入金額
メール、チャット 20% あり × 5,000円

グループとしてはキプロス許認可を得ているが、日本を含む海外向けのサービスはバミューダ諸島の認可を得て行っている。因みにバミューダ諸島は金融サービスを行う事ができる法人登記が可能であり、TTCMもそれに則ってサービスを提供しています。

本社所在地もカリブ海のバミューダ諸島です。

トレーダーの投資資金はTTCMの自己資金、運営資金から完全に切り離されており、万が一TTCMが倒産する事があっても、管財人によって管理され資金が戻される仕組みになっています。

TTCMのボーナスの評判は?

TTCMのボーナスは100%入金ボーナス、口座開設10,000円ボーナス、VIPキャッシュバックの3種類!

100%入金ボーナス 口座開設ボーナス VIPキャッシュバック
限度額 10,000,000円 10,000円 2,000ドル
証拠金
出金限度額 ボーナス同額 10,000円 キャッシュバックされた全額
クラシック口座 ×
プロ口座 ×
VIP口座 × × ×
条件 ※1 ※2 ※3
期限 2020年末 なし なし

※1 クラシック口座、プロ口座を開設した新規トレーダーもしくはクラシック口座、プロ口座にて10万円以上の入金をした既存のトレーダー

※2 専用口座(レバレッジ100倍、注文毎の最大取引量は0.1Lot)の開設

※3 日次10Lotの取引量を超えるトレーダーが対象

残念ながらTwitterのクチコミでもあるように、TTCMのボーナスは使い勝手に優れたものではありません。

100%入金ボーナスは証拠金として使えるものの、「口座残高+未確定損益」がボーナスで付与された金額を下回った時点で消滅してしまいます。また、出金する事もできますが1Lot=300円という条件があり、仮に30,000円のボーナスを出金したければ100Lotの取引量をクリアしなければなりません。入金してトレード口座に資金移動後、サポートに申請することでボーナスが付与されます。

口座開設10,000円ボーナスは専用フォームにて専用口座を作る事で付与されます。90日間以内に10Lotの取引量をクリアした場合に10,000円を限度として利益を出金できるキャンペーンです。トレードの練習用として使うのはアリですが、現金を狙うには難易度は高いかと思います。

VIPキャッシュバックはTTCMの中では一番良心的なボーナスです。10Lotの取引量をクリアしなければなりませんが、付与されたボーナス=現金です。他ボーナスのような縛りがないだけマシに見えますw申請の必要はなく、条件を満たすと自動的に付与されます。キャッシュバックのリベート率は下記表の通り。

取引量(往復ロット) クラシック口座  プロ口座 VIP口座
10-19ロット 5 5 0
20-29ロット 20 20 0
30-39ロット 30 30 0
40-49ロット 40 40 0
50-59ロット 55 55 0
60-69ロット 70 70 0
70-79ロット 85 85 0
80-89ロット 100 100 0
90-99ロット 110 110 0
100-149ロット 130 130 0
150-299ロット 200 200 0
300-499ロット 450 450 0
500-999ロット 875 875 0
1000ロット以上 2000 1000 0

TTCMの入出金一覧

入金 決済サービス 最小入出金額 手数料 反映時間
VISA/MasterCard 5000円 なし リアルタイム
biwallet 5000円 なし リアルタイム
国内銀行送金 なし なし(振込手数料は負担) 3営業日以内
海外銀行送金 なし なし 3営業日以内
ビットコイン 5,000円 なし リアルタイム
出金 VISA/MasterCard 5,000円 なし 最大6営業日
bitwallet 5,000円 なし 最大6営業日
海外銀行送金 5,000円 なし 最大6営業日
ビットコイン 5,000円 なし(入金実績ない場合は4%) 最大6営業日

銀行の振込手数料はユーザー負担です。また、ビットコイン入金の履歴がない状態で利益分の出金にビットコインを選択すると手数料が4%掛かります。

気を付ける点は以上の2点ぐらいで他は全て手数料無料となっています。

TTCMのメリット

評判や実際に使ってみた経験からTTCMのメリットをいくつかピックアップしました。

プロ口座のコスパ良し!

口座 スタンダード プロ プレミアム
タイプ NDD NDD NDD
約定 マーケット マーケット マーケット
初回最低入金額 50$ 200$ 20,000$
手数料 無料 6ドル (往復) 3ドル(往復)
最大レバレッジ 500 500 200
最小取引サイズ 0.01ロット 0.01ロット 0.01ロット
1回の注文における最大取引数量 1000ロット 1000ロット 1000ロット
入金可能通貨 JPY/EUR/USD/GBP JPY/EUR/USD/GBP JPY/EUR/USD/GBP
マージンコール/ストップアウト 50%/20% 50%/20% 80%/50%
自動取引
EA
両建て
スキャルピング

クラシック口座、プロ口座、VIP口座の3タイプの口座が用意されており、それぞれ以下の特徴があります。

①クラシック口座

一般的なスタンダード口座。手数料はありませんが、平均スプレッドは1.5pipとなっておりECN口座よりは高めの設定。取引制限が一切ないため、EAやスキャルピング、両建ても可能。最小入金額が5,000円と少額から始められる。

②プロ口座

NDDの特徴を最大限生かせる口座。いわゆるECN口座となっており、1Lotにつき片道3ドルの手数料が掛かるものの、スプレッドが0~と非常に小さい。約定力は最も強い。取引制限なしの最大レバレッジ500倍。

③VIP口座

名前の通りVIP待遇の口座。専属のアカウントマネージャーが付きアドバイスを貰える。手数料は1Lotにつき片道1.5ドルとプロ口座より低めの設定になっている。初回入金額が200万円と高いがコスパ最高であり、資金に余裕があるなら最もトレードに有利な口座となっている。ストップアウトレベルが唯一50%になっている。

特徴は様々ですが、管理人が最もオススメしたいのはプロ口座です!

初期入金2万円から手軽にECN口座を開ける上に手数料もたったの6ドル/往復です。これはスキャルピング特化の代名詞TitanFXの7ドル/往復を上回っており、スプレッドも0~のフローディングスプレッドです!

後述するように約定力も強い為、「安い手数料」「低スプレッド」「強約定力」とスキャルピングの条件が3拍子全て揃っています!!

TTCMに限らず海外FXをやる場合、ECN口座がコスト面で有利になる事が多いです。TTCMにおいても例外ではありませんね(^▽^)/

仮想通貨FXにも対応

BTCUSD BTCCNH ETHCNH LTCCNH
BTCEUR ETHUSD LTCUSD BCHUSD
BTCJPY ETHEUR LTCEUR XRPUSD
BTCGBP ETHJPY LTCJPY

ここ最近は仮想通貨FXから撤退する業者が増えている中、TTCMではまだまだトレードできます!トレードできるペアは上記の15ペアです。

FXと同様に平日24時間取引できますが、他社のように土日はトレードできないので注意してください。

最大レバレッジは5倍と限定的ですが、流動性が高いためハイリスクハイリターンの商品になります。

スペックの異なる3つの無料VPS

ブロンズ シルバー ゴールド
OS windows 2012/2016 LINUX windows 2012/2016 LINUX windows 2012/2016 LINUX
スペック 1300 MB RAM | 1 VCPU 2700 MB RAM | 2 VCPU 5120 MB RAM | 4 VCPU
HDD 25 GB 50GB 75GB
条件1(口座残高) 2000ドル 3000ドル 5000ドル
条件2(取引Lot/月) 往復5Lot 往復7Lot 往復10Lot

VPSメリット


①24時間取引実現
②決済スピード向上
③リスク削減

VPSを使えば上のようなメリットを享受できます!

TTCMでは、スペックの異なる3つのVPSの貸し出しを行っています。レンタル費用は2,000円~となっていますが、取引条件を満たせば無料で借りる事ができます。

条件1と2をクリアする事が条件で、条件が難しいものほど高性能になります。最も下位サーバーのブロンズでもMeta Trader3~4台を同時に動かせる能力はあるのでスペックは十分でしょう。

取引条件2の往復に関してですが、注文~決済を1往復といいます。例えばブロンズの場合、4Lot取引済みの状態で1Lot注文しただけでは5Lotの条件は満たさず、決済して初めて条件を満たす事になるので計算には注意してください。

2020年にサーバー増強 大幅な約定力向上に!

東京サーバー増設!

2020年5月に東京サーバーが新設され日本を始めとしたアジア圏内の約定力が大幅に向上しました!!

元々TTCMではロンドンサーバーが使われていた為、レイテンシーは200msと約定力が強いとはいえない環境でしたが、東京サーバーになることでレイテンシー30msと大幅な縮小となります。

インフラ会社のエクイニクスとの提携によって実現されたものです。

これはスキャルピングではかなりのプラス要素になります!

これまで海外FXでスキャルピングというと業者が限定されてしまいましたが、今後TTCMにも期待したいところです(*´Д`)

TTCMのデメリット

個人的に思うTTCMのイマイチだと思う点をピックアップしました。

出金処理が遅い

TTCMはウォレット口座の下にトレード口座を開設し紐づける事で資金を管理する仕組みになっています。出金の際はトレード口座→ウォレット口座→銀行という流れになりますが、ウォレット口座→銀行までが他社に比べて遅いのがデメリットです。

bitwalletに出金処理しても普通に数時間は待たされます!

他社ならものの10分程度でbitwalletに着金しているのに、なぜ・・・?おそらく、出金処理を手作業でやっているのかもしれません。

他社のようにすぐに反映!とはいきませんので余裕を持った出金申請を出しましょう。

公式サイトが重い!

個人的に最も改善してほしい箇所が公式サイトの重さです。いかんせん入出金はマイページにログインしないとできないため、急ぎの時は本当に困ります!

業者としてのスペックは決して悪くはありません。入出金面の利便性については今後に期待しましょう。