cTraderとMT4はどっちが優れているのか?項目ごとの比較

MT4VScTrader

FXのプラットフォームはMT4やMT5といったメタトレーダーが圧倒的なシェアを持っています。MT4が誕生したのは2005年なので、実に10年以上もFX界のトップに君臨しつづけている事になりますね(゚ロ゚;)

2011年にMT5が誕生しましたが、いまだにMT4が優位です。MT5と同時期にもう1つ先進的なプラットフォームが誕生しました。

それがcTraderです!

使いやすいGUI、DMAによる高い透明性、強い約定力といった特徴があり、一部のユーザーからMT4以上の評価を受けています。

では、MT4とcTraderはどちらが使いやすいのか?違いの比較から有利な点・不利な点を洗い出してみました。

cTraderとMT4の比較

採用している業者数はMT4が圧倒的

MT4は多くの業者で採用されているプラットフォームであり、海外FXでは使えないところがないぐらい当たり前の存在といっても過言ではありません。

一方のcTraderは、まだまだシェアが低いです。

MT4対応のブローカーが1,000以上もあるのに対してcTraderは12の会社しかないと言われています。海外FXで使えるところはAXIORYやFXPRO、IC Markets、TradeViewといった会社ですね。

約定力はcTraderに軍配

個人的に思うcTraderの強みは約定力だと思います!

cTraderはダイレクトマーケティングアクセス(DMA)のため、市場に直接アクセスできます。MT4のようにブローカーにアクセス → 銀行にマッチングして貰うのではなく、直で市場に入れるのです。

これの何が凄いかというと、余計なサーバーを経由しないため、レイテンシー(通信遅延)の低減につながり結果として約定力が向上します!!

約定力が向上するとスリッページが発生しにくくなります。

これはスキャルピングには大きなメリットです。

cTraderとMT4のスリッページ比較

上画像はMT4(上)とcTrader(下)で同時に売買したときの比較。

MT4では、

差益 0.2pips – 手数料 0.44pips = 0.24pipsのマイナス。

cTraderでは、

差益 0.6pips – 手数料 0.44pips = 0.16pipsのプラス。

MT4とcTraderで0.4pipsも約定に差があり、MT4では損失となる売買がcTraderでは利益になっているのが分かると思います。

これはスリッページを最小限に抑えたからこそできた事です!

1回のトレードでは微々たる差に見えますが、小さいpipsを積み上げるスキャルピングにおいては重要です。

仮に1年間で1,000回売買行ったとすると、400pipsの差になります。ドル円でいえば400pipsは4円相当ですね。平均取引枚数を1Lot(10万通貨)とすると4円の値幅は40万円…1年間でこれだけ収支に違いがでる計算です。

こういった理由からcTraderはスキャルピングには最適のプラットフォームといえます。

透明性はcTrader >MT4

cTraderの板情報

上図は板情報と呼ばれるものです。価格はVWAP(加重平均価格)が表示され、その価格における取引ボリュームが一目で分かります。

VWAPは市場の約定価格そのものなので、「市場の売買を板を通して見ている」とも表現できます。

FXの売買は元を辿ればオークション形式です。MT4は売買情報(板)がブラックボックスなのに対してcTraderはオープンになっています。

実はこの板情報、MT5でも見る事ができます。

れならMT5でいいんじゃないの?

と思われるかもしれませんが、MT5の場合、業者によって見れる場合と見れない場合があります。業者の提供している口座タイプがNDDでなければ見る事ができないわけです。

cTraderはDMAが標準仕様となっているため、板情報は必ず参照できます!

板情報の開示は言ってみれば「透明性の証明」です。そういった理由から取引の透明性はcTraderの方が優れているといえます。

インターフェイスなどの使いやすさは?

cTraderの操作性

これは完全に好みですが、個人的に操作性はcTraderの方が良いと思います。とにかくビジュアルが綺麗で、操作していても滑らかに動くため操作がしやすいのです。

ワンクリックトレード

中でもワンクリックトレードのスピード感は素晴らしいものがあります!

ワンクリックトレードの窓はMT4と一見似ていますが、仕掛けが違います。下に価格予想バーが表示されています。赤が下落、緑が上昇を表しており、価格予測に使えます。

FX詳細情報

必要証拠金や手数料(ECN口座の場合)が一目で分かる親切設計もありがたい。ここらへんはMT4にはない仕様です。

cTraderの注文画面

設定からワンクリック注文時の許容スリッページ、損切、利食いを最初から設定しておく事ができます。

こういった設定ができるとスキャルピングが捗りますね!

EAとcBot 自動売買するならMT4しかない!!

MT4で言うところのEAをcTraderではcBotといいます。MT4はたくさんのEAがあるのに対して、cTraderは数が絶対的に少ない!

EAはMQL4、cBotはC#で作成されます。MQL4は扱いが比較的容易で初心者でも作れるツールが出回っていたりします。一方のcBotはプログラミングの敷居が高い上に、cTraderのシェアの低さからなかなか数がありません。

実はcTraderが最も苦手としているのが自動売買です。これは機能というよりはソフトウェアの問題です。

自動売買に関してはMT4 > MT5 >>> cTrader…これぐらい差があります。

現状、自動売買をお考えの方は素直にメタトレーダーを使った方が良いでしょう。

【結論】どっちが使いやすいのか?

cTraderのメリット


①安定した約定力
②DMAで市場にアクセス
③大口注文に有利

スキャルピングならcTrader!それ以外ならMT4で構いません!

cTraderのメリットに書いたように、cTraderはスキャルピングに最適化されたプラットフォームです。スキャルピングをするトレーダーには間違いなくcTraderをオススメします。

しかしながら、そういった特別な理由がない限りはMT4で十分だと判断します。また、自動売買といったトレードにはむしろcTraderは不向きのためMT4一択となります。

cTraderは扱っている業者は限られていますが、管理人が最もオススメしたいのがAXIORYです。スキャルピングに特化した業者で、ECN口座+cTraderの相性が抜群です!当サイトで実施した約定力の比較でも他社を圧倒する結果を残しています。

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