グリッドトレードに使えるシンプルな無料EA

グリッドトレードEA

グリッドトレードは海外トレーダーに人気の手法です。下図のようにチャート上に等間隔のラインを引いて、ラインに達したら売買を仕掛けるシンプルな手法です。

グリッドトレードの仕組み

シンプルで分かりやすく、レンジ相場で最も威力を発揮する手法です。また、自動化もしやすくシストレにも向いています。

海外掲示板で無料EA「newgrid.mq4」が公開されていたので紹介いたします。

こちらのフォーラムからダウンロードできます

newgrid.mq4

ポイント


①どの通貨ペアにも使える
②どの時間足にも使える

このEAは【価格の中央値】【ラインの間隔】【利確pips】を選んでやるだけで稼働する簡単設計です!

デメリットは損切の設定ができない事です。

注文を放置しているとポジションが宙ぶらりんになり、損失が拡大する可能性があります。損切の設定はトレーダー自身の手で確実にやっておきましょう!

newgrid EAの使い方

newgridのパラメーター設定

使い方は簡単。パラメーターは以下の通り。

Lots

注文ロット数

max_trades

最大取引数(ポジションの最大数)

grid_lines

グリッドライン数

RangeMid

中央値を指定。レンジの中央を取るのが好ましい

grid_separation

グリッドの間隔を設定。ピップではなく価格レートにそのまま合わせます。

TP

利確のpipsを指定

中央値のレートに向かって取引が開かれます。中央値より高いレートのグリッドラインに達すれば売り注文、中央値より低いレートのグリッドラインに達すれば買い注文が自動的にだされます。

注文は設定したグリッドライン数の上限(下限)になるまで続きます。また新規ポジションはmax_tradesの値になるまで開かれます。

 例:中央値 1.25 間隔 0.01 グリッド数 10 MAX 15レート1.26で売り、レート1.27で売り、レート1.28で売り・・・レート1.35まで(グリッド数10)まで自動的に注文が出される。(1.25以下のレートに対しては買い注文)ポジション数が15に達した時点、新規ポジションは開かれなくなる。

1つのグリッドラインにつき2つ以上のポジションを持つ場合があります。

上例で1.26で売りが入り、他のグリッドラインに達しない状態で1.26に再び達しても新規注文は開かれませんが、他グリッドライン(例えば1.27や1.24)に達した後に1.26になると新規ポジションが開かれます。つまり、1.26の売り注文が2つ存在することになります。

それぞれの建玉がTPに達すると利確されますが、損切りは手動で実行しないといけない点に注意してください。

レンジ相場が最も得意!

レンジ相場

グリッドトレードは往復、つまりレンジ相場の価格差を狙うものです。

当然なが最も利益を出せる状況は行ったり来たりのレンジ相場になります。重要なのはレンジ相場を見つけ出し、中央値を的確に設定する事です。

とは言っても未来のことは誰にも分かりません!あくまで「このレートを中心にボックスの中を行き来する!」という予測の元に使うことになりますが…( ̄ー ̄;)

しかしながら、FXでは1年の多くはレンジ相場です。長期ではトレンドに入っていても短期ではレンジに入っていたりします。

上手く自分の相場観に合わせて使ってみてください。

newgrid EAをバックテスト

グリッドトレードのバックテスト

上図のボックス内のレンジ相場を上手く捉えた場面を想定しています。

EUR/USDの2018年1月13日~23日の間のレンジ相場を、

中央値 1.223

グリッドラインの間隔 0.002

グリッドライン数 50

 MAXポジション数 20

とした結果は以下の通り。

グリッドトレードの資産推移

大きな落ち込みもなく、順調に証拠金が増加しています。損切設定ができないため、残高推移の最後の落ち込みはバックテストの強制決済によるものです。

グリッドトレードの成績評価

※レポートの詳細は上画像をクリック

総利益が587.3ドル、プロフィットファクタが41.93と驚異的な数字です。

とは言ってもこの手のEAは損切設定がないため勝率100%で推移します。結果をこれらの数字だけで単純に解釈しきれません。ただ、レンジ相場に上手くはまった時の爆発力は上の結果で十分わかるかと思います。

重要なのは放置せずに自分で損切することと、レンジ相場を見つけること!

これがなかなか難しいわけなんですが^^;

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