結論から言わせてもらうと海外FXは国内業者と比較するとリスクは間違いなくあります!
管理人は海外FX歴およそ10年で、多くの業者でトレードを実践してきました。幸いなことに今まで出金拒否や夜逃げ的な危険なトラブルに見舞われた事は一度もありません。
ただし、出金にものすごく時間を要したり、入金処理したはずのお金が行先不明になったりと昔は変なトラブルに遭遇した事はあります。笑(全て解決済みです)
危険度は海外FX > 国内FXなのは間違いありません。
トラブルリスク一覧
出金拒否
資金管理
倒産リスク
サーバー
FXの代表的なリスクと言えば上のように色々考えられますが、これらのリスクは国内FXにおいても一緒です。海外の方が発生する確率が高いという点で注意が必要!という事ですね。
海外FXにおいて大事なのは業者選びです。変な業者に当たらないためにも知っておきたいリスク一覧をまとめました。
出金拒否は本当にあるのか?
答えはYESです。管理人は経験ありませんが、海外業者で出金拒否された事例は少なからずあります。
せっかく利益を出したのに出金できないってのは最悪です。
では、どういった場合に出金拒否されるのか?
① 会社が不良
② 利用規約違反
この2つのいずれかに該当している場合がほとんどです。
①はそもそもの業者選びが間違っています。国内トレーダーが多い、ライセンス保持、ネット上のクチコミ、ここらへんの条件を満たしていればよっぽどの事がない限り不良会社には捕まりません。
①でなければ②ですが、海外FXは取引ルールが緩く様々な手法でトレードができるのがメリットではありますが、やっていはいけない事は当然あります!!
やってはいけない代表的なものが、両建てを利用したアービトラージです。
1つの口座における両建てはもちろん可能ですが、複数口座を開設して反対ポジションを持つ両建ては禁止されている事が多いです。
詳しい説明は割愛しますが、ロスカットのシステムと両建てを利用して稼ぐ方法があります。(理論上の話ですが、業者によっては成立する場合がある)
FX会社 | 禁止取引 |
XM | なし |
TitanFX | なし |
Axiory | なし |
FBS | なし |
iForex | 過度なスキャルピング。API取引、EA、自動売買 |
Land-FX | 経済指標時のスキャルピング。EAや自動売買による高頻度の取引 |
上表のようにスキャルピングが禁止となっている業者も割とあり、スキャルピングはOKだけど、経済指標時のスキャルピングは禁止といった場合もあります。
業者によってルールが異なるので、一度規約を確認しておくのが良いでしょう。
資金管理は信託保全と分別管理のいずれか?
顧客の資金を安全な場所で管理しているのか?かなり重要です。投資家の資金は証拠金として取引に使いますが、あくまで預けている状態なのです。
資金管理について一切明示していない業者はそれだけで危険です。
資金管理は信託保全と分別管理に分けられます。
★信託保全
信託銀行に資金を信託。会社が倒産・破産した場合などにトレーダーへの返金を信託銀行が実施する。
★分別管理
トレーダー資金をFX会社の銀行口座とは別口座において分別して管理すること。倒産・破産時はFX会社が返金を実施。
信託保全は第三者機関が間に入っているのでより安全・安心です。しかしながら、海外FX業者の多くは分別管理を採用しています。
FX会社 | 信託・分別 | 保障内容 |
FXPRO | 信託 | FSCS。最大5万ユーロの保証 |
XM | 分別 | ICF基金加入。最大250万円まで保証 |
TitanFX | 分別 | NAB銀行。全額分別管理。証拠金・利益を含む全額保証 |
AXIORY | 分別 | ドーハ銀行。全額保証 |
上表のように保証内容が具体的に規定されている場合もあります。例えばXMでは、基金加入による最大250万円の保証がありますし、TitanFXやAXIORYでは全額保証です。
FX会社を選ぶ際は、最低でも分別管理かつ公式サイトにて保証内容が記載されているところを選ぶのが無難でしょう。
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海外FXの倒産リスク
海外業者は国内業者と違って追証がないため、相場の急変動で口座残高がマイナスになっても借金にはなりません。本来、トレーダーが負担するマイナス分を業者が負担してるからです。
ありがたいシステムですが、業者からしたら負担になりますよね。
倒産例として、2015年1月のスイスフランショックがあります。
スイス銀行の突然の介入中止発言に市場が反応してスイスフランが暴騰したケースです。管理人はリアルタイムでチャートを眺めていましたが、一瞬で4,000pipぐらい値が飛んだと思います。
この影響でアルパリというイギリス業者が破綻。ヤフーのトップニュースにも載りました。
ボクらができる対策としては
こまめに出金しておく
資金管理を徹底している業者を選択する
これぐらいしかないのが現状です。予防保全の考え方が重要であり、自分の資産は自分で守る意識を持つことが大事になってきます。
尚、アルパリ破綻時に保障はしっかり行われた模様です。資金管理を徹底している業者を選べば万が一の時の備えになりますね!
FXにおけるサーバーの安定性
サーバーが不安定だと取引が活発になる時間帯に負荷が増してリクオート、スリッページ、サーバー落ちなどのリスクがあります。
通信インフラが脆弱な業者を選ぶとこのような事が起こるので大変危険です。特にリクオートやサーバー落ち(チャートが止まる)といった事例は海外FX歴がそこそこの人なら一度は経験あるかと思います。
このような問題を回避するためにはインフラ設備が充実している約定力の強い業者を選ぶのが良いです。
AXIORYやTitanFXのようにスキャルピング向けの業者は比較的サーバーが強いです。また、XMのようにサーバー台数を多く設置して負荷分散を行っている業者もあります。
サーバーリスクの回避策としてVPSの導入も挙げられます。
メタトレーダーをあらかじめサーバー上にインストールしておけば、約定力が強化されるため、リクオート、スリッページを低減できます。
サポートは日本語に対応しているか?
FX会社 | 日本語対応サポート |
XM | メール・チャット |
iForex | 電話・メール・チャット |
TitanFX | メール・チャット |
Axiory | 電話・メール・チャット |
FBS | メール・チャット |
英語がバリバリできる方は問題ないでしょうが、日本語サポートがないと不安ですよね。
例えば相場の急変動時に
ロスカットの恐れ! → 入金して証拠金維持率を上げたい → サポートに連絡してすぐに入金を反映
しかし、間違った英語で意思疎通ができずにやむなくロスカット・・
このような時にサポートデスクが日本語対応していると便利です。
電話サポートはまだまだ少ないのが現状ですが、チャット・メールを設けている業者は多くあります。連絡の取り方は事前に確認しておきましょう!
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