MT4を使ってFXのシグナルをコピーする方法

FXシグナルコピー

MT4/5のシグナルという機能を使えば、初心者でも簡単にFXのコピートレードを始める事ができます!

コピー対象のトレーダーはMQL5コミュニティ会員のトレーダーです。彼らの多くは海外トレーダーで各々が取引履歴、口座残高、統計情報を公開しているので、詳細を確認した上でコピートレードに参加することができます。シグナルは有料で配信されており、相場は30~50ドル/月です。

今回はMT4を使ってFXシグナルをコピーする方法をできるだけ分かりやすく解説いたします。

尚、今回はコピーする側の記事です!

シグナルを「購読」ではなく「配信」したい場合は下記記事を参考にしてください。

FXシグナルをコピーするために必要なもの

Meta Trader4もしくは5

 アクティブな取引口座

MQL5.comアカウント

以上の3つはシグナル機能を使うために必要です。

アクティブな取引口座とはリアル口座の事です。因みにデモ口座でもシグナル機能は使えますが、価格がFREEとなっているシグナルのみが対象です。リアル口座のシグナルは全て有料となります。

シグナル機能はMQL5.comが提供しているサービスです。事前にアカウントを開設しておいてください。

MQL5コミュニティ

シグナル(コピートレード)のルール

★シグナルトレードのルール


① レバレッジの取り扱い
② デモとリアル口座の扱い
③ 1つのアカウントにつき1つのシグナル
④ 注文量は自動的に調整される
⑤ 常に稼働している場合のみ完全同期
⑥ 配信者が建玉を持っている場合は有利な状況でエントリーになる
⑦ コピーをやめるには一時停止か削除

主なもの7点について説明!

配信者の口座レバレッジは500倍以内でないといけません。購読者のレバレッジはいくつでも構いません。

②デモ口座はデモ口座用のFREEシグナル、リアル口座はリアル口座用の有料シグナルしかコピーできません。また、FX会社やレバレッジといった条件は違っていてもコピー可能です。

③1つのMT4/5アカウントにつき1つのシグナルしかコピーできません。複数コピーしたい場合は事前にアカウントを複数開設しておきましょう!

④例えば配信者の残高が100万円で購読者が10万円しかない場合、同じ条件で取引するのは無理があります。このような場合、残高やレバレッジを見て自動的に注文量が調整されます。

⑤シグナルによってリアルタイムで相手のトレードをコピーします。配信者の多くはアルゴリズム取引のため、購読者は常にMetaTraderを開いておく状況がベストです。

⑥コピーし始めに配信者がすでにポジションを持っている場合があります。その場合は購読者が有利な条件である時のみコピーする仕組みになっています。例えば配信者がすでに「120円買い」の建玉を持っていた場合、購読者が同期した時に119円であれば買い、121円であればノーポジといった具合です。

⑦コピーをやめるには一時停止と削除の2つがあります。料金の支払いに関わってくるので注意が必要。

シグナル(コピー先)を探す

シグナル検索

Meta Traderを起動して検索

MQL5.comから検索

上画像のようにMT4/5のターミナル画面から探すこともできますが、最低限の情報しか参照できない上に見づらいのが難点…(´・ω・`)

↓↓ここは素直にMQL5.comのシグナルページから探しましょう!↓↓

MQL5.com

MQL5.comシグナル検索

左のフィルターから【トレード時間】【料金】【利益率%】等、詳細な条件からシグナルを検索できます。

上の【Broker Sever】にてブローカーのサーバーを指定すれば、ブローカーに応じた最適なシグナルを探し出してくれます。

同じブローカーを使っている人を検索したい場合は【Broker Sever】からではなく、隣の【名前で検索】から検索します。

配信者の成績

各シグナルをクリックすれば配信者の成績(資産推移、取引履歴、トレード回数等)を確認できます。

様々な見方があると思いますが、【統計】タブから見れるプロフィットファクタ(PF)、リカバリーファクタ(RF)はより重要です。

アルゴリズム取引100%となっているものは、自動売買ロボットを意味します。配信者の多くは自動売買を使っている事は知っておきましょう。

通貨ペアの傾向

配信者が主にどのペアで売買を行っているのか?傾向を確認できます。EUR/AUDは日本人が一般的に利用するFX業者ではマイナーペアに分類されるので、スプレッドは大きめになります。USD/JPYのようなメジャーペアなら低スプレッドで提供されていますよね?

コストを考えれば条件の良い通貨ペアをメイントレードにしたいところです。

そういった時にこのような統計は役に立ちます。

【スリッページ】タブから配信者と購読者のスリッページを各ブローカーごとに見ることができます。

自分の使っているブローカーがあるか探してみましょう!

同期や証拠金などの設定について

MetaTraderの中でコピーを始める

コピーするシグナルが決まったら実際に導入してみましょう!一覧から【コピー】→【Meta Traderの中でコピーを始める】、自動的にMT4が起動します。

シグナル購読

MQL5.comへのログインが促されるのでログイン。ターミナル画面に詳細が表示されます。

【日付】で分かるようにシグナルの有効期限は1ヶ月です。延長する場合は忘れずに支払いをしておきましょう。

シグナルの設定

【30.00USDで購読】をクリックするとシグナルの設定画面が開きます。

「シグナルの使用条件に同意する」「リアルタイムのシグナル購読を有効にする」

この2つには必ずチェックを入れます。

S/LとT/Pをコピーする

コピー先のトレーダーと同じ利確、損切を行うかどうかの設定。チェックを入れなければ決済は自分で行うことになります。

確認なしでポジションを同期する

非チェックだと同期のタイミング毎に確認画面が表示されます。相手に完全に委ねるならチェックを入れてください。

最大証拠金使用率

新規ポジションの注文量(ロットサイズ)を決める重要な設定です。これに関しては残高の違いからコピー先と全く同じにはなりません。購読者の口座残高と配信者の残高を照らし合わせた上で注文量が決まります。

例えば配信者が100万の口座残高で1Lot注文 → 購読者の残高が100万なら同じ残高なので同様に1Lotの注文を入れます。

購読者の残高が50万なら半分の残高になるので0.5Lotの注文を入れることになります。

この自分の残高を最大証拠金使用率で決めます。

配信者の口座残高を①として

②購読者の全残高 × ③最大証拠金使用率 = ④コピートレードで使う購読者の残高

④ ÷ ① × 配信者の注文量 = ⑤購読者の注文量

ややこしいですが、④をコピー先の残高に合わせれば相手と全く同じトレードになることはわかると思います。

ここでさらに追記すると、配信者のレバレッジ > 購読者のレバレッジの場合は注文量がさらに変化します。

⑥レバレッジ割合 = 購読者のレバレッジ ÷ 配信者のレバレッジ

この割合が⑤に掛かってきます。

配信者のレバレッジ < 購読者のレバレッジの場合は変化がなく、⑤の注文量そのままです。

このように残高やレバレッジによって注文量が異なってきます。同条件でFXしたい方は、残高やレバレッジは揃えておきましょう。逆にリスクを取りたくない方は最大使用証拠金率を小さめに設定しておくのが良いですね!

証拠金が下回ったらストップ

シグナルを中止する有効証拠金を設定します。

許容差(スリッページ)

配信者の注文価格に対するスリッページを設定。サーバーの都合上どうしても発生してしまうものですが、極端に乖離したら売買が不利になります。なるべく設定しておくのが望ましいですね。

以上の設定が完了したら【OK】

シグナル同期

【操作履歴】に「synchronization finished successfully」(同期成功)と表示されています。

MQL5.comへの入金方法

MQL5.com入金

シグナル購読のために事前にMQL5.comに入金しておきましょう!マイページにログイン後、【アカウントへの入金】から手続きします。

Paypal入金

クレジットカード以外にもPayPalやアリペイ等、クイック決済も使えます。

MQL5.comではシグナルに限らず、EAやインジケーター、VPSまで有料サービスとして購入することができます。

シグナルの更新と停止

シグナルの有効期限は1か月でしたね!

使い続ける場合は更新ページ(MQL5.comマイページ内)から更新してください!

停止する場合は2通りの方法があります。

一時的に停止させる場合は、【ツール】→【オプション】→【シグナル】から【リアルタイムのシグナル購読】のチェックを外します。

再開する場合はチェックを入れてください。期限内であれば何度でも一時停止できます。

購読の停止

完全に停止させる場合(もう使わない場合)は、ターミナル画面の【シグナル】から【購読停止】を選びます。

注意して欲しいのが【購読停止】を選択後に再開したい場合、再度契約という運びになります。つまり、もう一度シグナルを購入し直さないといけないので注意が必要です。

一時停止なのか配信停止なのか、よく確認してから手続きしてください!

シグナルトレードの完全同期にはVPSが必須

シグナル配信者はアルゴリズムトレードもしくはアルゴリズムと裁量の併用トレードであることが多いです。

つまり、配信者は24時間常に売買を行っています。配信者のような収益を挙げたければ完全同期が必要です。そんなわけでシグナルトレードにはVPSが必要になってきます!

VPSはMetaTraderをインストールできるサーバーの事です。PCを付けっぱなしにしなくても常に相場を監視し続けます。

VPSに興味がある方は当サイトのまとめも参考にしてくださいね!

タイトルとURLをコピーしました