ドル円をポンドドルやユーロドルのようにドルを分母に持っていきたい・・・そんな方にお勧めのチャート反転インジケータを紹介します!
そもそも円/ドルとせずにドル/円と表記しているのは、外国為替市場の慣習であり、特に深い意味はありません。例えば日本では一般的なユーロ/ドル表記もヨーロッパにいけばドル/ユーロ表記を多く目にするように、通貨ペアの表記に特に決まりなどないのです。
では、通貨ペアを逆さまにしてチャートを表示すると何が良いのか?
反転させた方が良い理由
理由① 特定通貨の強弱を判断しやすい
理由② 逆相関を正相関に変換できる
理由③ 下落時のチャートを快適に読める
例えばドルの強さを測るのに、「ユーロドル、ポンドドル、ドル円」より「ユーロドル、ポンドドル、円ドル」とした方が判断しやすい。また、円高で上昇する株式があったとして、「ドル円下落と株価上昇」より「円ドル上昇と株価上昇」の方が相関関係が見やすかったりする。
中には下落チャートが嫌いだから暴落時はチャートを反転させるという人も。管理人の知り合いのトレーダーさんも「しっくりくるから」という理由だけでチャートを反転させています。
チャートの反転は見やすさなど、好みによる要素が大きいようですw
早速インジケーターを見ていきましょう!
MT4のチャート反転インジケーター
様々なオリジナルインジケーターを作成しているHTさんが無料公開している「MT4 上下反転チャート」を使います。チャート上にインジケーターをドラッグ&ドロップするだけの簡単仕様です!
サブウィンドウ上に反転したチャートが表示されます。
残念ながら元のチャートに適用したインジケーターやラインなどは反映されません。反転チャートに線を引いたり等のカスタマイズも不可となっています。また、縦軸スケールに価格も表示されません。シンプルに上下反転させる機能のみのようです。
ダウンロードは下記サイトから
MT5のチャート反転インジケーター
続いてMT5の反転インジケーターです。MT4で反転させたチャートにはMACDやボリンジャーバンドなどの他インジケーターを使用できませんでしたが、こいつなら使用できます!
ダウンロードはMQL5.communityの「invertedchart.mq5」から。
反転させたチャート上にボリンジャーバンドを適用させます。
パラメータの設定の適用価格を「前のインディケータのデータ」とします。この設定をしないと正しく表示されません。
上図のようにボリンジャーバンドもしっかり上下反転されています!また、フィボナッチやトレンドラインなどでカスタマイズもできるため、より自由度の高いチャートを作る事が可能です。
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