FXをやっている人にはお馴染みのフィボナッチをチャート上に自動描画してくれるインジケーターの紹介です!!
フィボナッチ数とは
自然界の様々な現象や物質にこの比率がピタリと収まることから「自然界の黄金比率」と呼ばれている。中でも1対1.618はピラミッドの構成やモナ・リザなどの絵画の分析結果として得られている。一般的に意識される比率は23.6%、38.2%、50%、61.8%。
なぜフィボナッチ数が自然現象などでよく見受けられる比率なのか理論的に判明はしていませんが、実証的な検証により「そうだと疑いがない」とされています。
この比率はFXの世界でもよく使われます!
特に38.2%と61.8%は多くのトレーダーに意識されている比率(ポイント)でありますので、抵抗線(もしくは支持線)になったり、ブレイクポイントになったり、逆張りポイントになったり…とにかく意識された結果、意味のあるポイントになります。
メタトレーダーにもフィボナッチラインを描くツールは標準搭載されています。高値と安値を指定すれば簡単に描画できますが、見にくいのと毎回ラインを描く必要があり面倒なのが欠点です。
そこで今回紹介するインジケーターXIT_FIBS.mq4を使います!
MQL5.comから無料でダウンロード、使用することができます。
ダウンロードしたら【MQL4】→【Indicators】フォルダにコピー。MT4を再起動後にチャートにドラッグ&ドロップして使います。
対応プラットフォームはMT4のみです。
時間足やペアに関係なくどのチャートでも使用可能。表示中のチャートから高値と安値を自動取得してラインを引いてくれます。
表示中のチャートからラインを引くため、チャートの拡大・縮小でフィボナッチリトレースメントが異なる表示になります。
一番良い使い方はトレンド全体、もしくはレンジ全体が表示されるようにチャートを調節して適用させることです。インジケーターが自動認識して最も最適なフィボナッチを描画してくれます。
MT4/5標準のフィボナッチより見やすく、正確かつ自動的に描画してくれるので使いやすい点が素晴らしいですね⸜(´ ˘ `∗)⸝
冒頭で述べたように38.2%、61.8%のラインに特に着目をします。
上図だと上昇トレンドにおいて、38.2%、61.8%のポイントが共に押し目として機能している事が分かります。
最大高値を付けたあとは、下落して今度は38.2%が支持線として機能し、ローソク足が跳ね返されていることが分かります。
このように38.2%、61.8%のポイントを視覚化してエントリーポイントを探し出せるのがフィボナッチのメリットです。
ただし、その後の動きは解釈の仕方によってエントリー方法が変わります。
例えば最後の38.2%は支持線として作用しましたが、その後の動きまではわかりません。
支持線として作用していたポイントが押し目となり、さらに大きな上昇トレンドを形成することもあれば、支持線がブレイクポイントとなり下降トレンドに移行するかもしれません。
また、各押し目ポイントもフィボナッチ比率のライン上でキレイに跳ね返されているわけではなく、誤差がある事が分かります。
判断の精度をより高めるために、MAの併用や抵抗線・支持線を引く(上図)などしてトレンドの把握と重要なレジスタンスライン、サポートラインを見極めると良いでしょう。
しかしながら、フィボナッチ比率が重要な意味を持つ事を疑う余地はありません!特に38.2%と61.8%はFXをやっていると嫌というほど目にします><
FXの基本とも言えますのでしっかり把握しておきましょう!